プライベート パッケージ
私のお手製RPMパッケージのリストです。
以前は〜.tar.gz形式のソースを普通にmakeしてたのですが、最近はすべてRPMにして管理してます。
何台かのPCにLinux環境を構築してると、RPMを使えばバージョン管理やアップグレードが容易で、いちいちmakeしなくて楽だし。
昔はglibcをpgccでバリバリ最適化して、見事にご臨終したりしてたけど、そういう時の復旧も楽だし(^^;。
私の環境では基本的に$RPM_OPT_FLAGSにK6最適化オプションを定義してバイナリ化してますが、specファイルにいい加減なCPU自動判別処理を入れ、Pentium環境でリビルドすればPentium最適化バイナリも作れるようにしています。
→ヤメました。
デフォルトの最適化オプションを ~/.rpmrc に書いておいて、必要に応じて rpm --rebuild --define .... みたいにやるのが普通みたいなので。
使用法
サーバの容量の関係もありますので、ここでは大概のパッケージはnosrcな形で公開します。
バイナリを作るには、RPMの作り方で説明した通り、specファイルをみて、NoSourceになってるソースをどっかからひっぱってきて、$RPM_SOURCE_DIR( /usr/src/redhat/SOURCES 等)に置き、rpm -bb foo.spec(rpm-3.x系)、またはrpmbuild -bb foo.spec(rpm-4.x系) でビルドし、できあがったバイナリパッケージをインストールすればOKです。
RPMの文法が分からないという方は、JF (Japanese FAQ Project)等で調べてください。
ご注意
- 2002年以前のパッケージは私個人の環境(
Kondara MNU/Linux 1.2 Vine linux 2.5をベースに Kondara-Jirai MomongaやRawhide、自作パッケージが混在した環境(^^;)に適合するように作成したもので、他の環境で動くかどうかは保証できません。お使いになる場合は自己責任でお願いします。
- 元のソースファイルが'tar.gz' であっても、私の方でbzip2で圧縮しなおしている場合があります。ソースが見つからないときは、〜.tar.bz2でなく〜.tar.gzで探してみてください。
RPMパッケージ
それにしても支離滅裂なパッケージ集(笑)。
新しい順に並べてるだけなので、さらに分かりにくい...。
- kernel-module-uli526x-0.9.3-dkms6ok.src.rpm (2005/12/03)
- ULiのM526xシリーズのLANチップ用のドライバを、カーネルに同梱されないドライバをオンデマンドで自動的にコンパイル&インストールしてくれるdkms用のパッケージに仕立ててみました。
ULiの提供しているLinux_K2.6.x_Integrated132.zipに含まれていたuli526x.cとRHEL4の現在のカーネル(2.6.9-22.0.1.EL)に含まれていたtulipフォルダ内のファイルを突っ込んであります。2.4カーネル用のuli526x.cも入れてあるので、RHEL 3と4(つまりカーネル2.4系と2.6系)の両対応となってます。
- kernel-module-ntfs-2.1.20-dkms3ok.src.rpm (2005/12/03)
- 同じくRed Hat系ディストリでは標準で外されているNTFSドライバもdkms用のパッケージに仕立ててみました。中身はRHEL 3、4の最新カーネルツリーからfs/ntfs以下をぶっこ抜いてMakefile等に少し手を入れたものです。
誰かがプレコンパイルしたものを配布してくれるのを待つのも、自分でカーネルパッケージのsrc.rpmを落としてきてビルドしなおすのも面倒くさいもので(^^;。こいつもRHEL 3と4の両対応です。
- xmms-1.2.7-16ok.nosrc.rpm (2002/09/06)
- Xmmsは、gtk+を使ったGUIベースのマルチメディアプレイヤーで、WinampのSkinにも対応してます。
- きむらさんのmpg123用3DNow!最適化デコーダを移植した拙作の3DNow!パッチは1.2.4で本家にマージされました。今度はMMXパッチ、ベンチマークパッチを作成して突っ込んでます。
- デコーダの自動選択は拙作のx86cpucaps(0.3.0以降)も利用可能。autoconfに対応してるので、x86cpucapsがインストールされていれば自動で利用されます。
- mpg123-0.59s-0.15ok.nosrc.rpm (2002/09/06)
- mpg123は、コマンドラインのMP3プレイヤーです。非常にポピュラーなソフトで、グラフィカルなフロントエンドも数多くあります。
- きむらさんの「mpg123/3DNow!をもっと幸せにする」パッチもマージされた
CVS版(2001/01/24) pre0.59s(mpg123のサイトからダウンロード可能)にしました。
- FPUデコーダ、3DNow!デコーダ、そして新たにCVS版にマージされたMMXデコーダを統合するパッチを作って組み込んでいます。デコーダの選択はきむらさんパッチにならって自動あるいは手動で選択できるようにしました。
- デコーダの自動選択は拙作のx86cpucaps(0.3.0以降)を利用することもできます。利用しない場合は、specファイルのbuildtypeをlinux-simdに、libx86cpucapsを0に変更して下さい。
- gcc-3.1.1-4ok.nosrc.rpm (2002/08/10)
- gccは、いわずとしれたGNU Cコンパイラ(今はComplier Collentionですけど)です。
最近カーネルのコンパイルも問題ないし、最適化もかなりレベル高いみたいだし、最新のx86CPUへの対応もされてるので、こいつをメインのコンパイラにしました。
specファイルのgcc3pkgを1にすれば、メインのgccとぶつからないパッケージスタイルにもできます(多分)
- pgcc-2.95.3-9ok.nosrc.rpm (2002/06/13)
- pgccは、gcc(旧egcs)を元に、特に最近のx86系CPUへの最適化を強化したCコンパイラです(gccの3.0以降には追随できなくなってるのだろうか...)。
- 昔に比べてやけにpgccパッチが小さくなってるんですが、ホンマかいな。gccにマージされてきてるのかな?
- 大胆にも本家gccをObsoletesするように作ってるので、イヤな人はspecを編集してPrefixとかProvides、Obsoletesを書換えてちょうだい
- gcc-2.95.3ベースで、pgcc-2.95.2.1を私がいい加減に修正したものです。
- きむらさんのUNOFFICIAL AthlonGCCパッチ(0.0.3ex4)を利用させてもらいました(AGCCはどうなってんの?)。
mpg123の3DNow!パッチといい、本当にスゴイですね。ありがたく使わせてもらってます。>きむらさん
pgcc-2.95.3でfailするとこだけ、パッチのパッチを適当に作ってます。
- 松嶋さんのAMATERAS SPACEでは、頻繁にパッケージが更新されている上、バイナリ版も公開してくださってます。「自分でbuildしたもの以外使えるか!」という奇特なポリシーをお持ちでないなら、感謝しつつ利用させて頂くのが良いでしょう。
- メインのコンパイラをgcc-3.1にしたので、ぶつからないようgcc2.95っぽいスタイルでパッケージ化しました
- japanese-bitmap-fonts-0.4.2-1ok.nosrc.rpm (2001/06/30)
- 電子書体オープンラボで公開されている各種フォントをRPM化してみた。ナガ10、Kappa20のほか東雲フォントも入ってますし、最初からbdf化されてるので楽チン。fonts.aliasも用意されてるので、こちらで特別なことはしなくて大丈夫。KondaraのXFree86-japanese-fonts(Kondara 2.0ではjapanese-fonts)、XFree86-latin1-fontsをObsoletes&Providesするように作ってあります。
- asd-20010416-6ok.nosrc.rpm (2001/04/21)
- EsounDを代替する、より高機能なサウンド・デーモン、Advanced Sound Daemonです。まだ開発途中のアルファ版ですので、実験してみたい人向き。
- vfatswap-0.5.1-1ok.src.rpm (2001/04/10)
- Linuxではスワップファイルを専用パーティションだけでなく、ファイル上に作成することもできます。で、指定したディレクトリにスワップファイルを作成するスクリプトを書きました。
VFATのパーティションにスワップを作りたいのがそもそものきっかけ(Linux日記 「WindowsとLinuxでスワップ領域を共有」参照)だったが、もはや意味無いのでどこのディレクトリでも作れるようにし、ついでにMTRRも設定できるようにしました。まぁ私以外使う人間はいないよね。
- lm_sensors-2.5.5-2ok.nosrc.rpm (2001/03/13)
- lm_sensorsは、LM78やその互換チップを搭載したマザーでCPUやケース内の温度、ファンの回転速度等を読み取るためのユーティリティです。カーネルが2.3.38以前の方はkernel-i2cも必要。後はsensors-detectで出てきたモジュール名を/etc/sensors.modに書き込めばOK。ちなみに、このパッケージはカーネルのバージョンに依存するのでカーネルをアップデートしたらリビルドする必要があります。
- msfont-1.1-2ok.src.rpm (2001/03/13)
- X-TTでMS WindowsのMSゴシック、MS明朝を使うためのシンボリックリンク、fonts.dirを作成してみた。Windowsパーティションを /c にマウントして、XF86Configのフォントパスに /usr/X11R6/lib/X11/fonts/mstt がないと使えない。ちなみにこの行為はライセンス的にはグレーなんであくまで実験にとどめておきましょう。
- xmms-lyrics-0.0.7-2ok.nosrc.rpm (2000/09/22)
- xmmsのpluginのページで見つけたKarol Bryd氏作のLyrics displayer。WinAmpと同じフォーマットの歌詞ファイルを表示できます。一応、マルチバイト対応&libjconvを使った日本語コード変換パッチも作って、突っ込んでます(スクリーンショットはこちら)。
- glxMesa-20000613-1OK.nosrc.rpm (2000/06/23)
- GLXは、XFree86-3.3.xでも3Dのハードウェア・アクセラレートを可能にします。コンパイルにはMesaのソースも必要です。
- 現在の対応チップはMatrox(G200, G400), nVIDIA RIVAシリーズ(RIVA128では実験したらダメだった。nVIDIAがリリースしているヤツでないとダメかな?)、ATI RagePro、Intel i810、S3 ViRGE、SiS 6326のようです
- 私の環境で実験した結果等は、Linux日記 「GLXで3Dアクセラレート」をご覧下さい
- 利用するソースはCVSをやめて、Mesa-3.2(リリース版)にしました
xplanet-0.80-1ok.nosrc.rpm
- xplanetは、地球などの星を表示する、xearthにちょっと似たユーティリティです。リアルタイム・レンダリングではOpenGL (Mesa) を利用します。
地球の写真も別途必要ですが、作者のページからリンクを辿ればいくつか見つかるでしょう。
0.80からはサンプル画像付でも公開されるようになった上、rpm形式でもdownloadできるようになりました。
xscreensaver-3.30-1ok.nosrc.rpm
- xscreensaverは、100種以上のモードを持ったスクリーンセーバです。MesaがあるとOpenGLスクリーンセーバが使えます。
- FreeWnn-1.1.1-a017.7OK.nosrc.rpm (2000/04/14)
- kinput2-v3-3OK.nosrc.rpm (2000/04/14)
- FreeWnnは、日本語変換システムWnn6の前身であるWnn4がGPL準拠のフリーソフトとなったものです。kinput2はWnn4/6やCanna等の変換システムとクライアントの仲介をする入力サーバとでもいうんでしょうか。
- パッケージやディレクトリの構成をKondaraチックにしました (FreeWnn/kinput2)
- configure対応やpubdic+、gerodic等の辞書を取込んだ、alpha版を試してます (FreeWnn)
- いい加減なパッチをハメて、sharedライブラリを作ってます (FreeWnn)
- 私は他は使わないのでFreeWnnのみ有効にしてます (kinput2)
- TiMidity++-2.9.0-1OK.nosrc.rpm (2000/03/15)
- ソフトウェアMIDIのTiMidity++です。音源ファイルは普通はGUSのpatchファイルを使うのですが、自分専用にMS WinパーティションにあるSound BlasterのSoundFontを使うように設定してます。
私以外の方はtimidity.cfgを編集する必要があるでしょう。
emu10k1-20000117-1OK.nosrc.rpm (2000/01/19)
- クリエイティブ・ラボからリリースされた待望のSB Live!ドライバ。ようやくソースごとGPLで公開されましたね。このパッケージはカーネルのバージョンに依存するのでカーネルをアップデートしたらリビルドする必要があります。ALSA-0.5.xでemu10k1がサポートされたのでObsoletes。
- xarchon-0.50-1OK.nosrc.rpm (1999/12/14)
- X ARCHONは、昔なつかしのゲーム、ARCHONのクローンです。ほぼ完璧に再現されてますが、キーボードで操作するのはちとツライ。0.44からjoystickが、0.50からマウスがサポートされてるらしい(未確認)
- sophos-3.26-1OK.nosrc.rpm (1999/10/18)
- CSEが個人利用については無償で公開しているSophos AntiVirusをRPMにしてみました。個人利用に限定とはいえ実にありがたい話ですね。月イチで更新されているようです。
- lxdoom-1.4.1-1OK.nosrc.rpm (1999/10/12)
- LxDoomは、id Softwareの往年の名作、DoomのLinux版です。といっても公開されたソースを元にメンテされてる別物なわけですが。ゲームをプレイするためにはオリジナルCDのゲームデータが別途必要。
- mswordview-0.5.14-bw6-2.1OK.nosrc.rpm (1999/09/20)
- MSWordViewは、その名の通りMS Wordの文書をhtml形式に変換するユーティリティです。日本語もOKだが文字コードがUTF-8になりWWWブラウザからしか読めないので別途変換する必要アリ。Word 95以前の形式には未対応。
- fvwm95-2.0.43a-4OK.nosrc.rpm (1999/09/04)
- fvwm95は名前の通りWin95風のLook and Feelを持ったウィンドウマネージャ。$RPM_OPT_FLAGSを使ってコンパイルするようパッチを入れた。日本語化パッチも入れてるので、後は.fvwm95rcでフォントをちゃんと指定すれば日本語もOK
XFree86-3.3.5.xtt121-1.1OK.nosrc.rpm
- フリーのX Window System、XFree86。Kondaraのものをベースに自分好みに少々修正し、容量・時間節約のため不要なXサーバを構築させないようにしたりしてたんだけど、もはや公開するほどのことはないでしょう。
Mesa-3.1beta3-0.3OK.nosrc.rpm
- Mesaは、フリーのOpenGL互換3Dライブラリです。3.1が正式にリリースされたから私が作るまでも無いだろうし、最近はGLXを使ってるのでObsoletes。
nosrcにしてないヤツ
ほとんどそのまんまだから他のサイトをあたってくれい。
Name | Summary | 備考 |
Applications / Archiving |
bzip2 | 高効率ファイル圧縮ユーティリティ、bzip2 | 1.0では本家にもshared対応が入ったのでますますすることがなくなった(^^; |
Applications / Editors |
mule | 多言語対応Emacs | Turboのsrc.rpmはビルドできんのでJRPM ProjectのRedhat 6.0用を元にして、必要なFreeWnn(Wnn4)版だけ作るようにした |
Applications / Graphics |
gimp | 高機能ペイント、フォトレタッチ | 結構安定してきたし、日本語メッセージも充実してきた |
Applications / Internet |
sylpheed | sylpheed | gtk+ベースの日本語対応メーラー |
Applications / Multimedia |
8hz-mp3 | MP3エンコーダ | 本家では開発・配布が中止されてしまいました。 |
cdda2wav | CDリッパー | 基本的に./configure; make; make installしてるだけ。
さらにMakefileのDEF_DEVICEを環境に合わせて変更しておくと楽 |
gogo | 新午後のこ〜だ | MMX, (E)3DNow!, SSE対応、めちゃ早いMP3エンコーダ。makeするにはnasm-0.98が必要。 |
grip | Grip | gtk+ベースのグラフィカルなCDリッパー&MP3エンコーダのフロントエンド。たけぴんさんの日本語対応パッケージを流用。 |
Xtheater | Xtheater | VideoCD、MPEG-1 Audio等に対応したgtk+ベースのマルチメディアプレイヤー。xanimだと見れないのもこれならイケる。SMPEGを利用 |
Development |
binutils | アセンブラやらリンカやら | 基本的に./configure; make; make installしてるだけ |
gcc | Gnu C CompilerあらためGnu Compiler Collection。バージョン番号の付け方までGNU風からegcs風になっちゃった |
System Environment / Libraries |
glibc | GNU C共有ライブラリ (libc6) | rawhideから頂いて来た2.1.2-17に日本語カタログを加えたり、最適化オプションを変更したりしたもの |
SDL | Simple DirectMedia Layer | クロスプラットフォームのマルチメディア・ライブラリ。結構対応ゲームが増えてきました |
SMPEG | SDL MPEG Player Library | SDLのMPEGライブラリ。Lokiってエライなぁ |
GNOME 関連 |
gnome-applet | 1.1系からcoreから分離されたアプレット集 |
gnome-core | GNOMEのインストールに必要な基本的なプログラムとライブラリ |
gnome-libs | GNOMEでGUIを実現するために必要なライブラリ |
User Interface / Desktops |
Enlightenment | GNOME対応ウィンドウマネージャ。綺麗なんだがチト重め |
icewm | 軽快なウィンドウマネージャ | 後はフォントをちゃんと指定すれば日本語OK。 |
qvwm | Win95風ウィンドウマネージャ | 作者が日本人だから日本語も安心。GUIはほとんど完璧に再現されてる |
OKPixmaps | 自分のアイコン集(^^; |
X11 / Utilities |
asapm |  | ./configure; make; make installしてるだけ |
astime |  | ./configure; make; make installしてるだけ |
wmcdplay |  | xmkmf -a; make; make install してるだけ |
wmmixer |  | xmkmf -a; make; make install してるだけ |
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