「物欲の記」:2007年


久しぶりにごっそり入替え (2007.7.29)

今まで使ってたパソコンがVista x64にアップグレードしてから重くなりました。 XPで使ってた頃は普通に使う分にはまったく不満を感じなかったというのに… 特に、OSを立ち上げてログオンした後、5分くらいはハードディスクがアクセスしっぱなしで使い物にならない感じです。

これは、VistaのSuperFetchとかいう良く使うアプリの先読み機能とか、検索用のインデックス作成あたりがガンだと思いますが(ログオン・ログオフして別のユーザでログオンし直しても同様なので前者かな。でもサービスを止めてもそんなに劇的には改善しないみたい)、どっちにしてもやっぱりメモリが1GBしかないのがVistaを使うには足りない感じですね。

でも、今まで使ってたメモリはDDR、今主流のDDR2じゃありません。 今さら古い規格のメモリを買い足すのはイヤだし、新しい規格のメモリを使うにはCPUもマザーも交換するしかありません。

実は、私の使ってたマザーは通称「変態マザー」なので、拡張ボードを入手してくれば新規格のCPU、メモリを載せることは可能です。 だけど、XP時代は問題なかったのにVista x64にしてからC'n'Qが効かなくなったとか、未だにオンボードLANがVista x64ではドライバがないとか、少々気になる点もあったんで、この際マザーも入れ替えることにしました。

今回新たに購入したのはCPUとマザー、メモリの3点です。 プラットフォームを入れ替えるのは1年半ぶりですね。 ビデオカードやハードディスクはそのままで移行してます。

CPUAthlon 64 X2 3800+
2.0GHz, L2 512KB x2
90nm, TDP89W
Athlon 64 X2 4800+
2.5GHz, L2 512KB x2
65nm, TDP65W
M/BASRock 939Dual-SATA2
ATX, Socket 939, ULi M1695/M1567
BIOSTAR TF7050-M2
micro ATX, Socket AM2, NVIDIA GeForce7050PV
Video Galaxy GF P79GS-Z/256D3
NVIDIA GeForce 7900GS, DDR3 256MB
HDD Seagate Barracuda 7200.10 (ST3320620AS)
320GB, 7200rpm, SATA2

なんか、最近のAMDプラットフォームはIntelの大攻勢に押されっぱなしだし、価格引下げしか対抗手段がないせいか、メチャクチャ安くなりましたね〜。 マザーも最新チップはAMD 690G/VかNVIDIA GeForce7050/7025、どっちもグラフィック統合チップセットだし、microATXのものばかり…。 そんな中、唯一出回っているAMD 690G搭載のATXマザー、GIGABYTEのGA-MA69G-S3Hあたりが気になってたんですが、結局、AMDのATI買収により今後が危ぶまれているNVIDIAのAMD系プラットフォームでいくことにしました。 相変わらずアマノジャクな俺

690GもGeForce7050も省電力性が高くなってて、チップセットもファンレスですね。 「NVIDIAはアツイ!」というイメージも払拭されてるみたい。 690Gの方がグラフィック性能は高いようですが、どっちにしても所詮オンボードってレベルですし、どうせGeForce7900GSを使うんだから考慮する必要はない。 最近は拡張カードもほとんど差してないから、ATXミドルタワーケースの中にチンマリとmicroATXマザーをセットしてもいいでしょ。 BIOSTARのマザーは初めてだけどなかなか面白げだし、690Gも結構じゃじゃ馬だって話を聞きますしね。

CPUも先日の大幅値下げでハイエンドでもかなり安くなって、下位モデルとの価格差が縮小してるんですが、せっかく買い換えるなら同じ90nmじゃない方が気分的にもいいし、5000+は在庫ないしってことで2.5GHzの4800+と相成りました。

ここまでゴッソリ入れ替えるなら、Core 2 Duoにいくという手も考えないではありませんが、性能的にもマーケ的にも優位なCore 2は高いし、10年前にK6/233を買って以来、AMD一筋の伝統をここで崩すのも何だし。

今や貧者の味方のAMD、ここまでごっそり入れ替えても1年半前にAthlon 64 X2 3800+を買った値段よりも安い! それにしても、今まで数多のピンチを乗り越えてきたAMDですが、こんなんで大丈夫なんでしょうか??

とりあえずワットチェッカーを繋いで、新旧環境の電力消費量をざっとチェックしてみました。 大体、10W〜20Wぐらい下がってるみたいですね。 システム全体の電力消費量をメーター読みでいい加減にチェックしたものですが、ご参考まで。

旧 (X2 3800+, Socket 939)新 (X2 4800+, Socket AM2)
BIOS POST時135W125W
OS アイドル時105W85W
3DMark06実行中(最大)181W172W

新プリンタを導入 (2007.7.7)

これまで自宅で使っていたプリンタは、CanonのPIXUS 850iでした。 2002年の末に買ったんで、もう4年以上経つんですな…。 最近は、印刷すると黒いところに赤が混じって茶色になったりとか、ビミョーな不具合が散見されるようになってきました。

そもそも家庭用のプリンタは本体を安くして、インクを高くし、ランニングで回収するようなビジネスモデルなみたいで、結構本体は安いんですよね。 昔に比べると本体はかなり安くなってるし、昔は別売だったインクやケーブルも付属してたりするし。


というわけで今回購入したのはCanonのPIXUS MP810です。 大体、ラインナップのハイエンドの機種は確かに高性能だけど高いし、インクの数も多いのでランニングも結構かかる。 といって、エントリーの機種は安いんだけど、やっぱり私のような人間にはちょっと寂しい(笑) ってことで選んだものです。

印刷解像度は9600dpiですか! なんだか昔と比べると隔世の感がありますね。 このあたりの数字の増え方はデジカメでも感じますが、どこまで実際に印刷して体感できるんでしょうねぇ。 デジカメも撮影した画像のファイルサイズは間違いなく増えますが、それが実際の画質に反映されているかどうかはちょっと疑問があるし。

まぁ、画質は最近のプリンタなら問題なくキレイでしょうし、あんまり重視してません。 自動両面印刷とかもあんまり使う機会はないだろうし。 むしろ、今までは単なるプリンタだったんで、スキャナとかコピーができる複合機としての部分に期待してます。 MP810はフィルムスキャンにも対応してるんで、昔の銀塩写真のネガをデジタル化するのにも便利そうだし。


店頭で実機を見てたときには大丈夫かと思ったんですが、実際に持ち帰ろうとしたら箱は縦横60cm近く、奥行は30cm以上、重さも20kg近かったんですよ…(ToT)。 一度、「持ち帰ります」って言ったからには 男に二言はない! ということで根性で持って帰りましたが、会社帰りで荷物はあるし、駅を降りたら雨が降ってるしでヘトヘトになりました … orz

というわけで、今回はここまでで終了です(笑)


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