レーシック体験記

私の視力は中学生までは2.0あったのですが、高校に入ると低下し始め、後ろの席だと授業で黒板が見えにくくなってきました。 学生時代などハードコンタクトを使っていた時代もあったのですが、なにせ往復5時間以上かかる超長距離通学だったので長時間装用しっぱなしだとツラく、眼鏡も併用してました。

それでも学生時代はまだ0.4ぐらいはあったのですが、会社に入るとほとんど一日中デスクワークで、1日16時間とか働いているうちにさらに視力が落ちていきました。 こんな状況でコンタクトなんてやってられませんし、完全に眼鏡派になり、眼鏡無しでは生きられない体になって10年以上経ちます。


今回、私が受けたレーシックというのは、いわゆる視力矯正手術です。 眼球の黒目の部分にある角膜を薄く切ってフラップを作り、それをペロっとめくったところにレーザーをあてて角膜の形を変えた上で、フラップを元に戻してフタをする、といった手順になります。 結局、近視だの遠視だのというのは目のピントが正常に合っていないわけで、眼鏡やコンタクトはレンズを追加することで屈折を矯正するもの、レーシックは元々目に付いているレンズ(角膜)を直接いじって矯正するもの、ということになるようです。

「レーシック」という言葉自体は結構以前から知ってましたが、目をイジるということにはすごい恐怖感がありますし、さすがに踏み切れませんでした。 手術が高額といっても眼鏡やコンタクトだって定期的に買い替えたりするわけで、トータルではそれなりの額になります。 やっぱり金額の問題じゃなくて、目を傷つける、それで失明とかになったらどうすんの?っていう恐怖感が一番だったと思います。

そんなに怖かったのに何故?って言われると、眼鏡無しで生きる爽快感をもう一度味わいたいとか、プールや温泉に行ったときにいったんはぐれたら子供を見つけることも困難で嫌気が差した、ちょっと調べてみたら手術前の検査や説明会は無料なところが多く、そこで断っても大丈夫だなと思ったこともあります。 一口ではいえませんけど、そんなあたりが手術を受けた理由になります。


検索サイトで「レーシック」で検索するといくらでもページがヒットします。中には提灯記事というか広告まがいのものもいっぱいありますが。 私は周囲の友人、知人にも近視の人は多いですが、そういった人やこのページを読んだ人に「レーシックっていいぜ」とか勧めるつもりはありません。 自分はそのハードルを踏み越えたし、医師にだって聞けばそんな例は過去にないとは言うけれど、それでも万が一失明とかになったら一生モノです。 「私はこうだったよ」とは言えますが、それでどうするかはその人それぞれが判断することだと思います。

注:私は本当に素人ですし、医者が話してくれたこともその場で確認をしながらメモを取ったというわけではありません。 私が記憶違いや誤解をしている部分が含まれているかもしれません。 私が推測を交えて書いているところもありますし、内容についてはまったく保証しかねますので、その点を踏まえて興味のある方はご覧ください。

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